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MROラジオ「中本美智子のMy Favorite Songs」から少しずつHPにアップしていこうと思っている和訳のコーナーですが、今日の1曲はビートルズのLet it beを和訳、意訳をご紹介したいと思います。

『Let It Be』がレコーディングされた前年の1968年、ポールマッカートニーはビートルズが分裂の危機にあることを悩んでいたそうです。
そんなある夜、亡き母メアリーが夢に現れ、「Let it be…」という言葉をくれたんですって。
ポールマッカートニーが14歳の頃にお母さまはガンで亡くなっています。
夢にお母さんがでてきてくれたことについてポールは「母に再会できたのは本当によかった。夢で祝福された気分だった。だから僕は母の言葉を元に『レット・イット・ビー』を書いたんだ」と語っています。

夢のなかに懐かしい大切な人があらわれて言葉をかけてくれる。うーん、、、
なんともうれしいことです。もう一度優しい声をききたい、呼びかけてほしい、温かい眼差しを感じたい、、そんな気持ち、よくわかりますね。
わたしだったら、祖母や祖父を思い浮かべます。
笑顔で何か話してる、、、え?なに?
よぉ~~~~く聞いてみたら、、、、何が聞こえるでしょうか?

「そのままでいいんやよ」

そんな風にいってくれる気がします。
それでいいんやよ、って。大丈夫やよって。いいがになってくよ、って。

そんな言葉、Let it be,
ここで出てくるbeは存在のbeです。
物事が在る、それをそのままに、それが動くままに。

わたしたちは何かが起こった時、それに反応します。
悪いことだと思えば、拒絶したり、怒ったり、悩んだり。
いいことだと思えば、喜んだり、気が大きくなったり、続いてほしいと願ったり。
でもそれは、よく変わるかもしれないし、悪く変わるかもしれない。
人生は続いていきます。それが進むほうへ。
あがいても、なやんでも、逆に寝ていても、よそ見をしていても。
だから心配しなくていい、それはそうなるようになっていくから。

アナの雪の女王ではlet it goという曲が人気になりました。
このletというのは使役動詞、みなさん覚えているでしょうか?
let 名詞 動詞の原形。名詞になになにさせる、と習ったと思います。
このletは~させるという意味なんですが、無理やりさせるのではなくて、そのようにさせておくという感じです。
そしてlet it beのbeですが、これは存在のbeです。
それが在る。という状態。それが存在のbeなのです。
”I think, therefore, I am”(我思う、故に、我在り)という、有名な言葉がありますが
このamが存在のbeです。
このことを踏まえると、
let it beというのは、it,それが存在する、それが在る、という状態。そのままにしておきなさい。存在するままにさせておきなさい。という感じになります。

ビートルズのlet it beの場合は、ポールが悩んでいて、どうしたらいいか?何をしたら解決するのか?というときに
その問題や悩みに対して、無理やり動かそうとするのではなく、それがある、それをそのままにしておきなさい。それにただ存在させなさい。という感じですね。
金沢弁でいえば、ほっときまっし。かな??


『Let It Be』(レット・イット・ビー)は、1970年3月にシングル盤で発売されたビートルズの楽曲。レノン=マッカートニー名義だが、実際はポール単独の作品だそうです。
その翌月にポールマッカートニーが脱退を宣言し、ビートルズは事実上解散となったため、『Let It Be』はビートルズが活動中にリリースした最後のシングルとなりました。
歌詞の中に"Mother Mary"って出てくるんですけれどもこれは夢に出てきたポールのお母さんですが、聖母マリア様のこともMother maryと呼びます。
そしてポールマッカトニーはお母さんととってもらっても、聖母マリアととってもらっても、どちらの解釈でもかまわないと言っているそうです。
新約聖書の中にマリアはいった。"Behold, the maidservant of the LORD; let it be to me according to your saying," and the messenger went away from her.
とLet it beという言葉が入っている部分があるんですね。
このような聖書的解釈について、ポールマッカートニーは「聖母マリアのことだと解釈してくれても構いません」と答えています。
わたしはお母さん、で訳しました。

『Let It Be』

作詞:作曲:Lennon–McCartney

When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be

僕が困って悩んでいるとき、お母さんが僕のところにやってきて
智慧の言葉を話してくれたよ。
「let it be それをあるがままにさせておきなさい」と

And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
Speaking words of wisdom
Let it be
ぼくが暗闇の中にいるようなとき、おかあさんが目の前に立っていた。
智慧の言葉を話してくれた。
let it be それがある、そのままにさせておきなさい

Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be
そのままに、あるがままに
なっていくように、
智慧を言葉をささやいてくれた

And when the broken-hearted people
Living in the world agree
There will be an answer
Let it be
世界に住んでいる傷ついた人たちがそう感じるなら
答えはそこにある
「それがなっていくままに」

For though they may be parted there is
Still a chance that they will see
There will be an answer
Let it be
例えば離れ離れになったとして、また会えるというチャンスはあるんだ。
答えにきっとたどり着くだろう。
「あるがままに」

Let it be, let it be
Let it be, let it be
Yeah, there will be an answer
Let it be

そのままで、あるがままで
それが存在する。そのままで。
答えはきっとでてくる
「あるがままに」

Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be

それがある。あるがままにさせる。
あるがままにさせる。
智慧の言葉のささやき
「なっていくようになっていく」


And when the night is cloudy
There is still a light that shines on me
Shine until tomorrow
Let it be

曇りの夜も、僕をてらす明かりはきっとある。
明日という日まで輝いてくれる。

「そのままでいいんだ」

I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be

音楽が聴こえて目を覚ますと
亡くなったお母さんがやってきて
智慧の言葉を話してくれた。
「そのままでいいんやよ」って

Let it be, let it be
Let it be, let it be
There will be an answer
Let it be

let it be そのままで、それがあるがままにしとくまっし。
必ず答えにたどりつくよ
あるがままにさせておきなさい。


Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be

あるがままに。
それは知恵のささやき
「あるがままに」

※歌詞の和訳は、個人の解釈であり、意訳です。
※画像はPCの中に入っていた昔のわたし、キツイ顔しているなぁ!


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